現状にて越境ECをはじめる際には、ターゲットとなる国・地域をしっかりと選別して、そのターゲットをしっかりと攻めていくことが重要となってくるだろう。間違っても、英語のサイトを公開しておけば誰かが見つけて買ってくれるだろう、というような安易な考えで海外向けECサイトを立ち上げるべきではない。
越境ECのメリット
越境ECの主なメリットとしては、次のような点が挙げられます。
- 越境ECは商圏が絞られない。新規顧客獲得による売上拡大が見込める
- 現地で実店舗を経営するよりもECサイトを運営する方がハードルは低い
- 海外企業でも参入しやすい環境やサービスが整ってきている
- 英語で対応することで様々な国との売買が対応可能になる
越境ECのデメリット
越境ECのデメリットについて考えてみましょう。
主に、次のような点が挙げられます。
- 言語、決済方法、発送手段などを販売先の国に合わせる必要がある
- 販売先の国で適用される法律や規制についての知識が必要・代金未回収や返品未回収のリスクがある
- 日本国内よりも輸送コストが高く、紛失リスクもゼロではない
- 外貨決済は為替変動リスクがあり手数料もかかる